井原デニムとは

「井原デニム」とは、岡山県井原市でつくられるデニム生地のことを言います。井原市は古くから綿花や藍の栽培が盛んで、染物に適したきれいな水が豊富にあったことから、藍染織物の産地として発展し、現在、国産デニムの90%以上が井原市とその周辺の地域で生産されています。長い歴史からなる高い技術力により製造された現在の井原デニムは、世界から多くの注目を集めており、欧米の数多くの高級ブランドでも採用されています。

 

井原デニムの歴史

岡山県の井原地方に綿花栽培が伝わったのは戦国時代末期ごろと言われています。

デニム 綿花栽培

江戸時代になり藍が伝わると、藍の栽培から染料を作り綿糸を染色し木綿布に織ったものが、井原の特産品として全国に広がりました。明治になると、「備中小倉織」と呼ばれる厚地藍染織物が大量に生産されるようになり、学生服や作業服の服地に使用され、その製品は海外へも大量に輸出されていました。この備中小倉織が、米国で「DENIM」と呼ばれていたものと似た特徴をもつことから、国産デニムのルーツともいわれています。

第2次世界大戦後、GHQが持ちこんだ米国文化の流入とともに、井原地方で米国の本格的なデニム生地を使ったジーンズの生産が始まり、1970年頃には、国内の75%の生産量である年間1500万本のジーンズを井原地方で生産するまでになりました。

長い歴史とその品質の高さから、井原市は「デニムの聖地」と呼ばれています。

井原デニム工場
井原デニム工場
井原デニム工場
井原デニム工場

 ※写真提供:クロキ株式会社

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